【4月4日で11周年を迎えます】

いつもご来店頂きありがとうございます。

お陰様で4月4日でLYNNは11周年を迎えます。
LYNNを支えて下さるお客様、各業者様、尽力してくれるスタッフ、励ましをくれる友人・知人、そして家族。
とにかく『感謝』の一言しかございません。
本当にありがとうございます。

昨今の日本、いや世界を取り巻くコロナウィルス。私たちの街も例外なくその渦中にあり、常に危機感と焦燥感、怒りや悲しみといった、およそ『希望』とはかけ離れたワードばかり浮かんできます。
人が苦しむ。亡くなる。こんな状況下でポジティブになれ、逆境を活かせなどという考えには到底至れません。
それでも自分の周りのたくさんの方と協力してどうにか乗り越えなければならない。

12年目のスタートは明るい気持ちで軽やかな一歩目ではありませんが、先で振り返った時になんとか乗り越える事ができた。たくさんの周りの方のお陰だと『感謝』し安堵できる、そんな日がきっと来ると信じています。

『希望』を持ち前へ進む。

この一年もスタッフ一同、皆様方と共に地に足をつけ歩んでまいります。

今後ともLYNNとスタッフをどうか宜しくお願い致します。

株式会社 LYNN 代表取締役 今村浩一

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ここからは個人的な事です。すごく長いので読んで頂かなくても構いません。

30歳になる少し前に出店し、今年41歳を迎えます。
怒涛の30代(?)が終わり40代になり、考えや思考も変化を感じています。

先日の事。親友と3人で(一人は美容師、一人は家具屋。みんなサービス業。）、
「お客様は神様なのか」
という話をしました。
(この言い回しには色んなご意見があると思いますが)

ですが結局のところ出た答えは、よほどの事がない限り、「やはりお客様の方が立場が上なのでは」という事でした。
辛く悲しい状況や、厳しい状況下で人は良く神頼みをすると思うのですが、どれだけ祈っても神様も仏様も僕たちの生活は支えてくれません。（心は支えてくれるけど）
僕たちは大雑把にいうとお客様に全てを支えていただいています。僕たちが磨く技術も、メーカーさんがすごく良いカラー剤を開発することも、全てお客様のため。磨いた技術でお客様にご満足いただき、その対価としてお金をいただく。それでやっと生活が成り立つ。
当たり前だけど生活を支えてくれるのはやはりお客様です。
さらに、支持してくれるお客様が増えれば自分たちの給料も上がるし、メーカーさんも卸屋さんもタオル屋さんもガス屋さんも関わって下さる方も全て潤う。
僕たちが上手くなりお客様に髪を通じて喜んでいただくことは、もはや自分と家族の為だけではない。
自分だけが小さな事に満足しているのでは先がない。と最近良く考えます。

お客様は僕たちが気に入らなければどこか別のところで髪を切れる（選べる）
ですが僕たちは顧客の方々に来て頂けなければ単純に生活できない（選べない）

どれだけ贔屓目に見ても対等はあり得ないなという結論でした。(かと言って自分が消費者になったところで自分が上だ！なんて微塵も思いませんが)

と、謎の話がやたらと長くなりましたが。

これを社長と社員という今のLYNNに置き換えてみると、やはり支えてくれるのはフタッフなんですね。
日頃めちゃくちゃ忙しいサロンワークもきちんとやってくれて、大変な事務作業や発注、集計などもやってくれるから、店が店として形を成す。
僕は常に自分に自信を持てないタイプの人間ですが、この11年で成したことは、店を大きくした事でも売上を伸ばせた事でもなく、それをやってくれるスタッフを雇う事ができた事だと思います。運なのか運命なのか分かりませんが、LYNNを始めて出会った全てのスタッフは、LYNNでなければそれぞれが一緒に働くことはなかったかも知れない。と言うかなかっただろう。と。その引き合わせも含め、全てのスタッフに等しく感謝しています。
自分にできたことは、LYNNを始めたということだけかも知れません。
だからスタッフにもっともっと還元できる仕組みづくりが僕の今後の仕事だろうと思っています。
始めた当初よりだいぶ福利厚生や待遇は改善したとはいえ、まだまだこれから。

スタッフはLYNNが気に入らなければどこか別のところで働ける（選べる）
ですがLYNNはスタッフに働いてもらわなければ単純に営業できない（選べない）

って事なんだよなーと。

皆への感謝を形にできる会社を目指して、日々精進してまいります。
これを読まれた皆様のお知恵も拝借できれば幸いです。

12年目。昨今の問題は山積みかも知れませんが、それでもとにかくやるしかないし、やらなければ衰退し消えていくだけ。
働き方改革でのんびりしている美容師さんと、自分の時間を割いてでも修練に打ち込む美容師さん。
結果は火を見るよりも明らか。

とにかくやるしかないので、頑張ります。

また長くなってしまいました。乱文失礼しました。

イマムラ